こんにちは、セミリタを目指すのえです!
2020年からコツコツ買い集めていた米国高配当ETF、気づけば合計約700万円分になっていました!
今回は、その運用から実際にどれくらい配当金をもらっているのか、2024年(昨年1年分)と2025年(今年の途中まで)の実績をまとめて公開します。
高配当ETFって実際いくらもらえるの?
と気になっている方に、リアルな参考になれば嬉しいです。
※為替は参考値として 1ドル=147円で換算しています。実際のレートにより金額は変動します。
簡単に私のプロフィールです!

このブログでは会社員の私がリアルな「お金と暮らし」を発信しています!
大学4年生の時に投資を始めて、現在は投資歴約6年になります。
米国高配当ETFの保有状況
私の米国高配当株ETFの具体的な保有状況について、お話しします!
私は、HDV / SPYD / VYM の3銘柄に絞って投資をしています。
銘柄 | 取得額(USD) | 評価額(USD) | 取得額(円換算) | 評価額(円換算) | 含み益(円換算) | リターン(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
HDV | 3,768.18 | 5,070.06 | 554,000 | 745,000 | +191,000 | +34.5% |
SPYD | 33,291.94 | 40,274.70 | 4,894,000 | 5,918,000 | +1,024,000 | +20.9% |
VYM | 2,636.37 | 3,061.52 | 388,000 | 450,000 | +62,000 | +16.3% |
合計 | 39,696.49 | 48,406.28 | 5,836,000 | 7,113,000 | +1,277,000 | +21.9% |
配当狙いの保有となりますが、リターンも良い水準だと思います!
※SPYDは合計894株保有しており、そのうち469株(約52%)は旧NISA口座での保有です。
旧NISA分は米国課税10%のみで、日本での課税はかかりません。
一方、特定口座分(425株)は米国+日本で約30%課税されるため、同じ配当でも手取りに差が出ます。
2024年の年間配当
2024年以降は新NISAに全振りしているため、ほとんど新規に購入していません。
基本的に、最新の保有状況が投資元本と受け取っていただければ現実に近しい数値になると思います。
銘柄別の配当金
銘柄 | 配当金(税引前, USD) | 配当金(税引後, USD) | 配当金(税引前, 円換算) | 配当金(税引後, 円換算) |
---|---|---|---|---|
HDV | 168.72 | 121.04 | 24,787円 | 17,790円 |
SPYD | 1,666.20 | 1,354.83 | 245,947円 | 199,155円 |
VYM | 32.27 | 23.21 | 4,742円 | 3,412円 |
合計 | 1,867.19 | 1,499.08 | 275,476円 | 220,357円 |
HDV
取得額ベース:約 3.21%
評価額ベース:約 2.39%
SPYD
取得額ベース:約 4.07%
評価額ベース:約 3.36%
VYM
取得額ベース:約 0.88%
評価額ベース:約 0.76%
米国ETFの配当はアメリカと日本の両方で課税されるので、だいたい配当金3割弱は税金で引かれてしまいます。ちなみにSPYDは、半分くらいは旧NISA口座で買ってるので、日本の課税はかかってないです。
ただし、日本で確定申告をすると『外国税額控除』という仕組みで、アメリカで引かれた分の約10%を取り戻すことができます。
少額しか投資していない頃から、私は毎年、確定申告しています!
なので実際の手取りはもう少し増えますが、基本的には配当金の3割くらいは税金で消えると考えておいた方が分かりやすいです!
銘柄 | 取得額(円) | 評価額(円) | 年間配当金(円) | 利回り(取得額ベース) | 利回り(評価額ベース) |
---|---|---|---|---|---|
HDV | 554,000 | 745,000 | 17,790 | 3.21% | 2.39% |
SPYD | 4,894,000 | 5,918,000 | 199,155 | 4.07% | 3.36% |
VYM | 388,000 | 450,000 | 3,412 | 0.88% | 0.76% |
合計 | 5,836,000 | 7,113,000 | 220,357 | 約 3.77% | 約 3.10% |
全銘柄の合計
合計 | 配当金(税引前, USD) | 配当金(税引後, USD) | 配当金(税引前, 円換算) | 配当金(税引後, 円換算) |
---|---|---|---|---|
全銘柄合計 | 1,867.19 | 1,499.08 | 275,476円 | 220,357円 |
- 取得額合計:39,696.49ドル(約583万円)
- 評価額合計:48,406.28ドル(約711万円)
- 配当合計(税後):1,499.08ドル(約22.1万円)
- ※1ドル=147円換算
👉 利回り
- 取得額ベース:約 3.78%
- 評価額ベース:約 3.10%
取得額と評価額で利回りに結構な差が出ていますよね。
高配当株は、インデックスファンドに比べて買うタイミングがかなり重要で、最初の頃はどのタイミングが購入したらいいのか、全然分からず高値掴みしていましたが、徐々に感覚で割安か否か分かるようになっていきました。
2025年の途中経過
年間見込みは上半期実績を2倍して算出した参考値です。
銘柄 | 配当金(税引前, USD) | 配当金(税引後, USD) | 配当金(税引前, 円換算) | 配当金(税引後, 円換算) |
---|---|---|---|---|
HDV | 70.04 | 50.26 | 10,294円 | 7,391円 |
SPYD | 821.53 | 668.02 | 120,766円 | 98,200円 |
VYM | 37.66 | 27.04 | 5,532円 | 3,975円 |
合計(上半期実績) | 929.23 | 745.32 | 136,592円 | 109,566円 |
年間見込み(参考値) | 1,858.46 | 1,490.64 | 273,185円 | 219,132円 |
2025年は6月時点で税引後 745ドル(約10.4万円)の配当を受け取っています。
このペースが続けば、年間では税引後 約1,490ドル(約21万円)になりそうです。
去年とほぼ同じ水準になる見込みです!
今年の年末に配当金が出揃ったら、また今年の成果として記事をアップする予定です!
保有ETFの紹介
SPYD(SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF)
- 特徴:S&P500の中から高配当銘柄80社を均等に組み入れているETF。2015年に作られた比較的新しいファンド。
- メリット:利回りが高め(直近4〜5%)、配当の存在感が大きい。経費率が0.07%超低コスト。
- デメリット:景気敏感株が多く、下落相場では株価が大きく下がる傾向。
構成銘柄がS&P500の中から選ばれているってところは安心ポイントだね!
- 取得額:33,291.94ドル(約489万円)
- 評価額:40,274.70ドル(約592万円)
- 配当金:1,354.83ドル(約19.9万円)
- 利回り
- 取得額ベース:税引前 5.0% / 税引後 4.07%
- 評価額ベース:税引前 4.14% / 税引後 3.36%
HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF)
- 特徴:S&P500の中から財務健全性や配当持続性を重視した銘柄で構成。エネルギーやヘルスケアなどディフェンシブ比率が高め。
- メリット:安定感があり、暴落局面でも比較的強い。経費率が0.08%超低コスト。
- デメリット:セクターが偏りやすく、特にエネルギー依存度が高い。
高い配当利回りを実現している上に、株価の伸び自体も期待できるんです!
- 取得額:3,768.18ドル × 147 = 約554,000円(55万円)
- 評価額:5,070.06ドル × 147 = 約745,000円(74万円)
- 配当金(税引後):121.04ドル × 147 = 約17,800円
- 利回り
- 取得額ベース:税引前 4.5% / 税引後 3.21%
- 評価額ベース:税引前 3.33% / 税引後 2.39%
VYM(バンガード・米国高配当株ETF)
- 特徴:大型株中心に「平均以上の配当利回り」の銘柄を幅広く組み入れ。400銘柄以上で分散性◎。
- メリット:安定感が高く、長期保有に向いている。経費率が0.06%超低コスト。
- デメリット:配当利回りは控えめなので、配当金狙いだと物足りない。
- 取得額:2,636.37ドル × 147 = 約388,000円(39万円)
- 評価額:3,061.52ドル × 147 = 約450,000円(45万円)
- 配当金(税引後):23.21ドル × 147 = 約3,400円
- 利回り
- 取得額ベース:税引前 1.2% / 税引後 0.88%
- 評価額ベース:税引前 1.05% / 税引後 0.76%
VYMは「配当金だけ見ると少ない」ですが、その分 株価成長の余地が大きい ETFです。
SPYDやHDVと比べても、過去10年のトータルリターンは安定しており、配当+株価成長を合わせた総合力では1番優秀とも言われています。
「高配当ETF」というよりは「配当ももらえるインデックスETF」として長期にじっくり持つのに向いています。
米国高配当ETFのメリット
米国に限らず、高配当株投資の1番の魅力は、実際に自由に使えるお金が口座に振り込まれることです。
投資信託のように「評価額は増えているけど、売却しないと現金化できない」という仕組みと違い、配当金はそのまま受け取れるので、生活費に充てたりちょっとしたご褒美に使えたりするのが嬉しいポイントです。
また、「売る」という判断をしなくていいのもメリットです。
投資信託だと「いつ売ろうかな?」と悩むことがありますが、高配当ETFは持っているだけで定期的に配当がもらえるので、そのストレスから解放されます。
さらに、下落相場でも配当金というキャッシュフローがあるため、含み損を抱えていても「完全にゼロではない安心感」を得られるのも魅力です。
米国高配当ETFのデメリット
一方で、冷静に考えるとデメリットもはっきりしています。
まず、配当金には20%以上の税金がかかる(NISA口座を除く)ため、せっかくの配当のかなりの部分が税金で持っていかれてしまいます。確定申告が必要になるケースもあり、手間がかかる点も人によってはデメリットになります。
また、成長性という面ではインデックス投資に劣るという点です。
インデックス投資は配当を内部で再投資しながら効率的に資産を増やしていけますが、高配当ETFはその部分が弱く、長期的な資産増加ペースではどうしても見劣りします。
さらに、NISA枠を使って高配当ETFを保有した場合、配当金を再投資するたびに非課税枠を消費してしまう、という効率の悪さもあります。
せっかくの非課税枠は「成長を期待できる投資信託」に充てたいというのが一般的な考え方です。
効率面だけを考えれば、高配当株投資よりインデックス投資の方が有利ですが、
でも実際にお金が口座に入ってくるのはやっぱり嬉しいんですよね。
「効率は悪いけど、満足感のためにあえて売らずに持ち続けている」──これが、私の今のスタンスです🐾
今後の投資方針
これまでに購入した米国高配当ETF(HDV・SPYD・VYM)は、今後も基本的に継続保有していくつもりです。
効率の面ではインデックス投資に劣ることは理解していますが、実際に配当金が口座に振り込まれる安心感やモチベーションの維持につながるので、「売らずに持ち続ける」ことが自分にとっては大事だと感じています。
配当金については、タイミングを見ながら再投資していく予定です。
配当金は全部ドルで振り込まれているので、そのままドルで買えるVYMを買って行こうかなぁと思っています。
ただし、第一優先はやはり 新NISAの枠を早めに埋めること。
新NISAではインデックスファンドを中心に積み立てて、長期で効率よく資産を増やしていく方針です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?利回りが税引き後で3%以上あるなら、余剰資金を回す先としては悪くないと思います!
これからも定期的に配当金の状況を共有したいと考えているので、チャンネル登録をしてお待ちいただけると嬉しいです!
次回の投資動画は、日本の高配当個別株投資について語りたいと思います。
投資資金は少額なのですが、投資元本ベースで配当4%以上の利回りを取れているので、銘柄選び等の参考になったら嬉しいです!