マタニティライフ

出産したらキャリアは諦める?不安な気持ちの乗り越え方

こんにちは、産休中のエンジニアのえ@noe_chan_diet)です!

妊娠が分かったとき、嬉しさで胸がいっぱいになりました。
でもその一方で、「私のキャリアはどうなるんだろう…?」という不安が、心の奥にずっとありました。

今まで積み重ねてきた評価や実績、これからの目標。
子どもを育てながら、それらを維持していけるのかな?
働き方はどう変わる? 収入は? 職場の反応は?

この記事では、私が妊娠を通して感じたキャリアへの不安と、その向き合い方について書いていきます。
これから妊娠を考えている方や、同じような気持ちで悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです♡

妊娠中に抱えたキャリアへの3つの不安

妊娠がわかって嬉しい気持ちと同時に、キャリアに対するさまざまな不安が押し寄せてきました。
ホルモンバランスの変化のせいか、気持ちがネガティブになりやすくて——
ちょっとしたことでも不安が膨らんでしまう時期だったと思います。

ここでは、そんな中で私が実際に感じた3つの大きな不安について書いていきます。

収入・キャリア面の不安

私は育休後も時短勤務は選ばず、これまで通りフルタイムで働くつもりです。

ただ、私が勤めている外資系企業は評価制度がシビアで、実績がそのまま給与に反映されます。
これまでは成果を出せばしっかり評価され、毎年のように収入もアップしてきました。

でも、子育てが始まったら——
今までのように仕事に時間もエネルギーも注げるのか?
成果を出せず、昇給が止まってしまうんじゃないか?
そんな不安がどうしても頭をよぎりました。

かといって、収入アップのために転職を…と思っても、
「小さい子どもがいる女性」を、実際に企業がどう受け止めるのか分からないという不安もあります。

“子持ちでも給与アップ転職ができる確率”って、現実的にどのくらいあるんだろう?
そんなことばかり考えて、「このままずっと今の会社にしがみつくしかないのかな…」と思うこともありました。

働き方への不安

そして不安なのは、収入のことだけではありません。
子育てが始まったら、そもそも“これまでの働き方”を続けられるのか?という根本的な不安もありました。

これまでは資格の勉強も、英語の勉強も、全部自分のペースで進めることができていました。
やると決めたら集中して取り組む時間を確保できていたし、それが自信にもつながっていたと思います。

でもこれからは——
自分の時間が思うように取れない日が増えるかもしれない。
「やりたくてもできない」状態が続いたら、取り残されてしまうんじゃないか。
そんな焦りが、じわじわと心の中に広がっていきました。

私がいない間に会社に優秀な若手が入って、
戻ってきても育児で手一杯な私は「この人もういらないかも…」なんて思われたらどうしよう。
そんなことを考えては、不安に押しつぶされそうになることもあります。

育児との両立への不安

働き方やスキルのキャッチアップだけでなく、
「育児と仕事の両立」自体が本当にできるのか?という現実的な不安もあります。

たとえば、保育園からの急な呼び出し。
子どもが熱を出した、怪我をした——そんな連絡がいつ来てもおかしくない毎日になると聞きます。
そのたびに仕事を中断して帰ることになったら、周囲に迷惑をかけてしまうのではないかと心配です。

「また呼び出し?」「いつも急に抜けるよね」
そんな視線を感じてしまう自分を、つい想像しては落ち込んでしまうこともあります。

ドラマやSNSで見かける「白い目で見られる母親像」が、どこか他人事ではなくなってきて、
「あんな風になってしまったらどうしよう」なんて、現実味を持って感じるようになりました。

そして何より心配なのは、そうしたストレスを子どもや夫にぶつけてしまわないかということ。
仕事も育児も中途半端に感じて、自分を責めてしまうような日々になったらどうしよう。
そう思うと、未来に対する漠然とした怖さが、じわっと胸の奥に広がりました。

キャリアへの不安とどう向き合ったか

たくさんの不安を抱えながらも、少しずつ自分の中で考え方を整理していきました。
その中でまず決めたのは、「収入やキャリアに執着しすぎないこと」

もちろん、これまで積み重ねてきたものを手放すのは怖いです。
でも今の私は、まず“目の前の幸せ”をしっかり感じていたいと思いました。
夫と新しい命を迎えられること、その準備ができる時間があること。
今の収入で生活が成り立っているなら、それで十分じゃない?って。

そして、あらためて思ったのが、サラリーマンの強みって「よほどのことがなければクビにならない」ことだなって(笑)。
だからこそ、そのときの自分にできる範囲で、精一杯やっていればきっと大丈夫
たとえ今までみたいにバリバリ動けなかったとしても、誰かと比べて劣っていると感じたとしても——
「続けているだけで十分価値がある」って、自分に言い聞かせるようになりました。(半分開き直りです笑)

正直、小学校に上がるくらいまでは転職は難しいかもしれません。
だったら、これまでの信頼や成果がある“今の職場”に残るのも、ひとつの合理的な選択だなと受け入れるようになりました。

そして何より、「会社にとって都合のいい自分」でいようとするのは、もうやめました
それよりも、「家族にとって優しくて機嫌のいい私」でいられるほうが、ずっと大切だと思うから。

もう自分ひとりの人生じゃない。
一番大事なのは、夫と子どもと仲良く、幸せに暮らすこと。
仕事はあくまで、そのための手段。
そう考えたら、少し心が軽くなった気がします。

今の気持ちと、これからのこと

産休中の今も、不安がすべて消えたわけではありません。
でも、だからといって必要以上に怖がることもない。
今は、そんなふうに思えるようになってきました。

キャリアは、今ちょっと止まっていても、また再構築すればいい。
一度止まったからって、それで終わりなわけじゃないし、
何歳からでもチャレンジできることはいっぱいある!と思っています。

これからも、自分の“軸”を大切にしながら、
無理せず、でも前向きに——長い目で働き方を考えていきたいです。

そして、育児期間中だって、「自分の時間」は少しずつでもちゃんとつくれるはず!
1日10分でも、好きなことや学びに触れる時間があれば、それだけで気持ちが前向きになれる気と思います。
完璧を目指さなくていい。
“細く長く続ける”ことを大事にしながら、自分らしいペースで前に進んでいけたらいいなと思っています!

おわりに:同じように悩むあなたへ

妊娠や出産をきっかけに、キャリアに不安を感じるのは、とても自然なことだと思います。
私もたくさん悩んだし、今でも「これでいいのかな?」と迷うことはあります。

でも今は、多様な働き方や生き方がある時代。
正解なんてないし、誰かのペースに合わせる必要もない。
私たち自身のペースで、ゆっくり考えて、選んでいけばいいと思っています。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました♡